SQL Server - バージョンとエディションの確認方法

SQL Serverのバージョンとエディションとは？

SQL Server のバージョンと言った時は、SQL Server 2017 や SQL Server 2019 等の製品のリリースされたビルドのことを指します。

それぞれにバージョン番号がふられており、その番号からサービスパックのレベルなども特定できます。

SQL Server のエディションは、Enterprise, Developer, Standard, Express 等のことで、エディションが違うと、含まれている機能や性能などが違います。　

SQL Server の製品 (SQL Server 2008 R2、SQL Server 2012 等) によって提供される Edition も違います。

SQL Serverデータベースエンジンのバージョンとエディションの確認方法

データベースエンジンの製品のバージョン番号を確認するには、何通りか方法があります。

ここではクエリーで確認する方法をご紹介します。

まず、ビルドインファンクションの @@VERSION を使ってバージョンを確認する方法です。

データベースにつないで、以下のクエリーを実行すると、バージョンやビルド日等の情報が返ってきます。

結果の例
Microsoft SQL Server 2012 - 11.0.2100.60 (X64)
Feb 10 2012 19:39:15
Copyright (c) Microsoft Corporation
Standard Edition (64-bit) on Windows NT 6.1 <X64> (Build 7601: Service Pack 1)

また、以下のように、ビルドインファンクションの SERVERPROPERTY を使って確認することも可能です。

その他、バージョン情報はエラーログの一番上にも書いてありますし、Management Studio のObject Explore でデータベースに接続した際に、括弧書きで書かれているので、そちらで確認することも可能です。

ご参考までにエラーログのデフォルトのロケーションは以下の通りです。
Program Files\Microsoft SQL Server\MSSQL.n\MSSQL\LOG\

SQL Serverバージョン一覧

先ほどのクエリー等でバージョン番号が取得できましたね。

そのバージョン番号の最初の数字から、どのプロダクトなのかを特定することができます。

例えば、SQL Server 2019 であれば 15 から始まります。

そして、バージョン番号全体から、サービスパックのレベルまで特定可能です。